突然ですが、家のポストを見ると今住んでいる物件(アトモスマンションとします)を○○○万円で購入したいお客様がいらっしゃいます！！というチラシが入っていることありませんか？
「えっ、購入した時の金額より500万円も高い！！ 」 と思わずテンションが上がる場面だと思います♪
私もそのテンションが上がった内の1人でした笑
そのチラシに記載している番号に電話すると、担当者が詳しく説明してくれます。
現在弊社(名前を悪徳不動産とします)のお客様でアトモスマンションの物件を○○○万円で購入したい(明らかに相場よりも500万円ほど高い価格)お客様がいらっしゃいますので、一度ご売却についての詳しい話をさせてもらえませんか？と悪徳不動産 への来店を薦めてきます。
勿論これは悪徳不動産の巧みな作戦で、そんなお客様は実際には存在しない架空の話です。
何が目的かというと来店させてオーナー(物件の持ち主)と悪徳不動産との間で媒介の契約を結ぶためで、媒介の契約は一般、専任、専属と3種類ありまして悪徳不動産は喉から手がでるほど専属契約を獲得したいんです。
専属契約を獲得すると、買主を無理に探さなくても(買主は違う不動産業者が探してくれるから)売買が成立すれば売主からは売買価格の3％の手数料がもらえます。
仮に物件の価格が1億円だとすると売主様から約300万円、買主も上手く探せれば両方から300万円＋300万円の合計600万円がもらえる計算になります。
もし買主が見つからない場合でも、実際にお金を払って物件を仕入れたりしているわけではないので悪徳不動産 は痛くもかゆくもありません！！
実際に損をするのは売主(オーナー)です。
専属契約を結んでしまえば、実際の相場よりも500万ほど高くで売れると最初は言っていても売るために徐々に価格を下げていって最終的に相場と変わらない価格になったりします。
もし相場と同じ売却価格であったとすれば、わざわざ悪徳不動産に売却の依頼をしたメリットはなくなってしまいますよね…
他の不動産業者に依頼していたとしても売却価格は一緒だったわけですから。
どの業者もあの手この手で必死になるわけです。
勿論この話は一部の不動産業者の話であって全てがそうではありませんので悪しからず。
なにせ 全国の不動産の店舗はコンビニの6倍あると言われてますから。
