オーナーチェンジの失敗談!

積水ハウスの地面師事件はまだ記憶に新しいですが、不動産投資は額が大きいだけに悪い輩もたくさんいます。

私の知り合いの失敗談ですが、オーナーチェンジ(文字通り物件の所有者が代わること)物件で現況は10室全て満室で5000万円で購入し、毎月の家賃が80万円入ってくるというなかなか好条件の物件です。

買主は不動産投資の経験がほぼ皆無で、なんと物件を現地に行って確認もせず利回りだけで判断して購入したみたいです。

案の定、購入後半年は満室でしたがその後1ヶ月、2ヶ月と経過していくたびに空室が増えていき最終的には全ての部屋が空室になってしまいました。

部屋の中も改めて確認してみると天井の雨漏れ、床に穴等もし購入前に部屋の中を確認できていたら絶対に買わなかったであろう有り様です。

そうなんです、実はこの物件は売主が巧妙に細工した無知な素人投資家を騙す為の罠だったのです。

どういうことかというと、まずぼろぼろの空家の物件を1000万円で購入したとします。

そこに知り合いの紹介や特別な闇ルートを使い入居者を入れていきそのエリアの家賃が相場6万円ほどなのに8万円で10部屋に入居させます。

そのほうが利回りが上がり、買主からすれば魅力的(毎月の家賃収入が多くなる)に見え罠にかけやすくなります。

プロの投資家はレントロール( 貸借条件の一覧表 )で入居時期やその人の属性、家賃等が分かるため引っかかったりしません。

そうすると年間家賃収入で8万円×10部屋×12ヶ月=960万円の収入がはいってくる物件になり、無知の投資家からすれば5000万円でも安いと思える利回り19%という絶好の物件に変身するのです。

1000万円で購入した物件が5000万円で売れるのであれば、様々などんな手段を使ってでもやろうとする人がいてもおかしくありません。

不動産投資を検討中の方は、ババを掴まされない様に十分お気をつけ下さい。

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